最近では、キッチンリフォームや新築で、天板を既存のものから御影石に変更する方が多くいますが、基本的にハウスメーカーや工務店なら、キッチンのオプションで天板をステンレスから御影石に変更できます。
決して安い価格ではありませんが、キッチン天板を御影石にするか迷った方は、是非採用しても絶対に後悔しないと思います。
色々と天然石ならではの特徴がありますので、採用する際は必ず確認しておきたいですね。
《 御影石の特徴とは? 》
御影石は、硬度が高く比重もあり、細かな粒子の結晶が入っていて、建築資材としてよく使われ、磨くと光沢が出るのが特徴です。
経年劣化にも強く、昔から多くの場所で使用され、特に内外壁、床、など多く使われています。
国内では、墓石としてよく使われている石材の1つが御影石です。
御影石は石材としての名称で、花崗岩は岩石の名称を指します。
《 どうやってできたの? 》
溶岩(マグマ)が地下深くでゆっくり冷却され、すごい高い圧力がかかり形成された結晶質の石材です。
花崗岩(かこうがん)英語で(granite/グラニット)の1種とされています。
《 御影石にはどんな色があるの? 》
黒色やグレーといったダーク色が入った、花石を思い浮かべると思いますが、最近では、白、緑、赤などの様々な色調や模様が入ったものを使われれてます。
《 御影石の注意点 》
「御影石は水に強い」という情報を目にしますが、一概に全ての御影石が水に強い訳ではないのです。
表面のコーティングの有無や種類による比重の違いにもよりますが、水が染み込む場合もあるので、設置した会社に確認するのが望ましいでしょう。
知らないで使い続けていると、御影石の表面が水垢でザラザラになってしまったなんて事もあります。
水切りタオルなどを置く方は、気をつけて下さい。
適度な厚みがあり、御影石まで水が浸透しない水切りタオルを使って下さい。
私が使っている水切りタオルはこちらです→
《 主な産地 》
世界で代表する御影石の産出国は、中国が最も多く、アメリカ、アフリカ、ブラジル、インド、ノルウェー、フィンランド、日本などが多い。
日本では、中国との取引で「墓石」が大半を占める。
ドイツ、オランダ、ベルギーといったヨーロッパ諸国にも中国製の石製品は多く輸出されている。
《 施工例 》
◉ 左上写真:ピンク色の石で、日本では桜御影とも呼ばれている。高級感溢れる御影石です。
◉ 右上写真:華やかな中にも落ち着いた風合いが魅力的です。
◉ 左下写真:スウェーデン産の最高級の黒御影石。アクセントカラーにもなり、濃い黒が独特の結晶感が特徴的な御影石。大人色で落ち着いた空間を演出します。
◉ 右下写真:庵治石と石目の似た白御影石。
《 まとめ 》
最近では、キッチンの天板に御影石を使用する方も多く、キッチン天板を御影石にするか迷いますが、最終的には好みになってしまいます。
価格の折り合いがつけば、採用しても絶対に後悔しないと思います。
決して安い価格ではありませんが、天然石ならではの模様は、一つ一つ違いますので自分だけの空間を演出できるのは間違いありません。
ポイント!忘れてはいけないのは、キッチン天板だけでなく、側板まで同材(御影石)でつなげるとより高級感がましますよ。
----[メリット]----
✔︎ 高級感
✔︎ 傷に強い
✔︎ 熱に強い
----[デメリット]----
✔︎ 値段が高い
✔︎ キッチンシンクがステンレス
✔︎ 物を置く時、音が気になる
✔︎ 物が割れやすい